いつもご覧いただきありがとうございます。
前回は民法の勉強をするときには
「実際の場面をイメージすることが大事」
というお話でしたが、これはどんな法律を勉強するときにも応用できる大切なことなので忘れないようにしてくださいね!
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行政書士受験者必見!民法から始める受験勉強
こんにちは。たかゆいです。 いつもご覧いただきありがとうございます。 今回は、行政書士試験で行政法と並んで重要な得点源である民法についてです。 民法を攻略すれば合格までのステップを半分ク ...
それでは今回は民法と並んで重要な行政法の勉強法についてです。
「行政法」という法律は存在しない
ところで、皆さん行政法って法律が存在しないこと知ってました?
「えっじゃあ何を勉強すればいいの?」って思った方。
それを今から解説しますね。
まず、行政法というのは講学上での呼び方で、「行政」の分野に属する法律が行政法と呼ばれます。
私たちが目指している資格は「行政」書士なわけですから、試験的にも将来的にも非常に大切な法律です。
ですが、まずは試験を突破しないと話が始まらないので、ここでは行政書士試験に関連のある行政法の解説をしていきます。
試験で大切な行政法は5つ
試験で抑えなければならない行政法は全部で5つあります。
- 行政手続法
- 行政不服審査法
- 行政事件訴訟法
- 国家賠償法
- 地方自治法
あと条文ではないのですが、行政の基本的な仕組みも抑えなければいけません。
こうやってみると「行政法」と一口に言ってもかなりの数があることがわかりますね。
しかもこれらはすべて重要です。
行政法と民法でどれだけ点数を稼げるかで合格が決まります。
ですので、勉強のスケジュールを組む際は、この二つに多めに時間をとりましょう。
スケジュールの組み方は以下の記事で解説しています。
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試験に合格するためのスケジューリング
学習を始める前にきちんとスケジュールはたてましたか?行政書士試験に合格するにはスケジューリングが大切です。 ここでは合格するためのスケジュールの立て方について解説します。 例として4月1日から学習を開 ...
行政法の勉強では「条文」が何よりも大事
本題の勉強方法ですが、絶対に外せないポイントがあります。
それは「条文を読むこと」です。
前回、法律は目が滑るとお話をしましたが、それでも法律を勉強するからには条文を読まなければ話になりません。
正確には条文に書いてある「要件」と「効果」を理解しなくてはいけません。
これは行政法だけじゃなく民法でも同じです。
というのも、行政法の最初の3つ。これらはそれぞれの法律が絡み合ってできています。
それなのに法律によって同じ言葉でも定義が少し違ったりします。
言葉の意味を正確に抑えておかないと、知っているはずなのに不正解の答えを導きだしてしまう可能性があるのです。
先ほど述べたように行政法は大切な得点源です。できるだけ正確に覚えておかないと合格が遠のいてしまうんですね。
言葉の定義や要件のリンク集を作ると後々に比較がしやすい
そこで私のおススメの勉強法ですが、たとえ他の分野で作っていなくても行政法に関しては自分でノートを作りましょう。
ノートは必要ないなんて記事を書いていますが、行政法だけは特別です。
ノートの内容としては、言葉の定義や、要件と効果が書いてあるテキストのページが何ページだったか書き留めておきます。
まとめノートではなく、テキストへのリンク集を作るということですね。
作り方は自由なので一冊のノートに書いたり、単語帳を作ったり、パソコンで表を作っても構いません。
時間に余裕があるなら表を作ってノートにまとめておくのもいいですね。
ですが、書き写す時間があるならインプット・アウトプットを繰り返した方が良いというのは以前にも書いた通りです。
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行政書士試験の勉強でノートをまとめる必要はあるか?
たかゆいです。 いつもご覧いただきありがとうございます。 勉強する時って、ノートを作ってますか? 大事なところを書き写したり、判例を自分なりにまとめてみたり・・・ノートの作り方は人それぞ ...
ただ、時間がなくても定義や要件を解説してあるテキストのページは必ずまとめておいてください。
そしてそのノートを次の学習時には横に置いておきましょう。
そうすることで学習が進んだ後に要件を比較しやすいですし、似たような言葉が出てきたときに同じものなのか違うものなのか確認がしやすくなります。
行政法は特に「比較」の作業が大切なので、比較作業の効率化は非常に大切です。
もちろんやるやらないは自由ですが、めんどくさくても合格したい方はやるべきです。
ぜひ参考にしてみてください。
では今回はここまでです。それでは。