こんにちは。たかゆいです。
いつもご覧いただきありがとうございます。
行政書士試験は様々な法律の勉強が必要となるため、それぞれ効率の良い学習方法は異なります。それは前回前々回と民法・行政法の勉強法の解説でお話している通りです。
-
-
行政書士受験者必見!民法から始める受験勉強
こんにちは。たかゆいです。 いつもご覧いただきありがとうございます。 今回は、行政書士試験で行政法と並んで重要な得点源である民法についてです。 民法を攻略すれば合格までのステップを半分ク ...
-
-
行政書士受験者必見!行政法の攻略法
いつもご覧いただきありがとうございます。 前回は民法の勉強をするときには 「実際の場面をイメージすることが大事」 というお話でしたが、これはどんな法律を勉強するときにも応用できる大切なことなので忘れな ...
今回は、法律科目からはちょっと離れて、「一般知識はどうやって勉強したらいいの??」という疑問にお答えします。
行政書士試験では法律だけでなく一般知識でもある程度点数を取らないといけない
行政書士試験は、実は法律の勉強だけでは合格できません。
そもそもが行政書士試験は大きく分けると、「法律科目」と「一般知識」の2つのカテゴリで構成されています。
受験生活では、基本的に「法律科目」の勉強に時間をかけますが、「一般知識」も試験に合格するためには必須です。
というのも、行政書士試験の合否は「試験全体の基準点以上の点数を取れたか否か」で決まるのですが、試験全体の基準点とは別に「法律科目」「一般知識」それぞれでも基準点が設定されているためです。
いわゆる足きり点ですね。
これは行政書士試験研究センターのHPで公開されています。
次の要件のいずれも満たした者を合格とする。
(1) 行政書士の業務に関し必要な法令等科目の得点が、122点以上である者
(2) 行政書士の業務に関連する一般知識等科目の得点が、24点以上である者
(3) 試験全体の得点が、180点以上である者
ちなみに、試験全体の配点は300点満点です。
法律科目・一般知識それぞれで足きり点を突破して、その上で試験全体の基準点以上の点数を獲得する。
そうして初めて行政書士試験に合格できるのですが、法律科目の勉強に没頭するあまりに一般知識の対策を怠ってしまい、一般知識の足きり点に届かず不合格なんてことになるとあまりにも辛いですよね。
そんなことにならないよう、早め早めに一般知識の攻略も進めておきましょう。
一般知識は政治・経済分野や時事問題!普段からニュースに気を配っておく
さて、この一般知識の問題ですがどんなものが問われるかというと非常に幅広いです。
日本の地理だったり、社会福祉の問題だったり、空き家問題などの社会問題が問われることもあります。
受験生の皆さんがすぐに取れる対策は、「普段からニュースに触れておく」ということです。
テレビや新聞、最近ではネットニュースもありますね。
こういったニュースに早いうちから気を付けておいて、一般知識の基礎を固めていただきたいのです。
この分野の攻略はどうしても一朝一夕では難しいもので、普段からどれだけアンテナを広げているかで結果が全く変わってきます。
例えば先に例で上げた空き家問題についてですが、これも近年空き家が増えて社会問題となっているというニュースを知っていれば答えを推測できるものでした。
繰り返しますが、普段からニュースに触れておくこと。これがまず第一の攻略ポイントです。
一般知識では毎年問われる分野がある!必ず勉強しておくこと
次に第二の攻略ポイント。
これは「必ず問われる問題について対策をしておく」という当たり前のものになります。
というのも、何が問われるかわからない一般知識分野の中で、個人情報保護法、情報通信関係、IT用語の知識がほぼ毎年問われています。
(個人情報保護法に関しては改正中であるため2016年度では問われていませんが、2015年までは毎年問われている分野です。)
これらに関してはどのテキストでも解説があるはずですので、必ずチェックしておきましょう。
IT用語に関しては、普段からPCに触れている人にとっては知っている言葉が問われる可能性が高いです。
2015年度の試験ではウィキリークスやファイアウォールについて問われています。
2016年度は少し難化して、「ビッグデータ」や「IoT」について問われました。
こういった用語も毎日のニュースで聞くことがありますよね。IT関連のニュースが流れていたら用語の意味を調べるように習慣づけましょう。
調べていくうちにだんだん詳しくなりますので、今はまったく用語を知らない方も気をつけていれば本試験までには攻略できるかと思います。
時間が足りない方は、スキマ時間に総務省の用語集を確認しておくといいでしょう。
シンプルですがコンパクトに解説されています。
以上、行政書士試験での一般知識の攻略法でした。
この分野に関しては試験直前に丸暗記しようとしても大変なので、少しずつ積み重ねていきましょう。
一般知識の対策を完璧にする必要はありませんが、最低でも基準点を突破するだけの知識が必要です。
それでは、たかゆいでした。