こんにちは。たかゆいです。
生徒さんから質問があったのですが、多くの人がやってしまいそうなミスだったのでシェアさせていただこうと思います。
ずばり過去問だけで合格できるのか、ということです。
行政書士試験の勉強の王道はテキスト!でも裏ワザもある
これまでも何度かお伝えしている通り、試験勉強をする際には必ずテキストと過去問を使います。
受験者の多くの方が「当たり前に」用意するのもテキストが最初のはずです。
- テキストで基本中の基本から勉強し、知識をインプットする。
- インプットした知識を確認するため、過去問や問題集を使ってアウトプットする。
この2ステップが一般的で王道の勉強法ですね。
そして、この王道の勉強法は合格にとても近い勉強法です。
王道と呼ばれるものは、実践して結果を出した人が多いからこそ「王道」と呼ばれます。
いくら実践した人が多くとも、結果が伴わなければそれは王道とはなりません。
実際に素直で行動力がある人は、特に疑いも持たずテキストと過去問だけで勉強し、合格しています。
でも(どんな分野の勉強でも一緒ですが)調べると合格の裏技とか必勝法とかありますよね。
なぜでしょうか。
王道で勉強するよりも効率のいい勉強法というのはやはり存在するからです。
裏ワザの基本もやっぱりテキスト
じゃあその効率のいい勉強法って何でしょう。
人によって色々なやり方がありますが、私が実際に試験に合格した方法で、生徒さんにも必ず実践してもらっている裏ワザがあります。
先ほど挙げた2つのステップがありますね。これを少し改良します。
- テキストで基本中の基本から勉強し、知識をインプットする。
- 一つのテーマごとにテキストに書いてあったことをそらで言えるか呟いてみる。(=アウトプット)
- その日のテキストが終わったら過去問を解く時に一つ一つの選択肢がテキストのどこに書いてあったか思い出す。(=アウトプット)
- 間違えた問題・迷った問題の解説を読み、テキストよりわかりやすい解説があればテキストの余白に書き込む。(=アウトプット)
2つステップが増えました。そう思うとめんどくさいですが、実際にやることは変わっていませんね。
テキストを読み、過去問を解く。
ただそれだけです。
これが裏ワザなの?って声が聞こえてきそうですが、効率を上げるテクニックの一種です。
行政書士試験の試験範囲は非常に広いです。
過去問にない論点も出題される可能性があります。
王道の勉強法では、過去問をアウトプットとして利用します。
ですが、アウトプットとは自分が覚えたことを確認するために行いますよね。
過去問のみでアウトプットをしていくと、過去問に載っていない知識は使われないまま忘れていきます。
この裏ワザではアウトプットを繰り返すことでインプットしたことを覚え、過去問ではカバーされていないテキストの知識を一気に頭の中に残せます。
この試験に合格するには、効率の良い勉強をすることが一番の近道です。
そして、試験にでるところは「ほぼ全て」テキストに網羅されています。
結局のところ、合格するには効率よくテキストを勉強することが近道となります。
「過去問だけで合格」は可能なのか?
ここで最初の質問に戻ります。
「過去問だけで合格できるのか?」という質問です。
結論から言うと、答えは「NO」です。
合格したいなら誰のための法律か考える!
これも何度もお伝えしていることですが、合格するためには法律の趣旨の部分を学ぶ必要があります。
なんでこの法律が作られたのか、この法律は誰のために作られたのか、といった部分です。
この部分を「立法趣旨」と言いますが、試験のためとはいえ正確に理解するのは現実的じゃありません。
ですが、一つ一つ条文の意味を考えながら学習を進めていけば、その法律の傾向はだんだんと理解できてきます。
例えば民法は弱い人を守るようにできている、とか個人情報保護法は情報を活用したい企業向けの法律、とか。
そういったレベルの認識で大丈夫ですが、逆に言うとこのレベルの認識は合格のために必要です。
ある程度趣旨を理解できていれば、試験の際に「趣旨から外れている選択肢」を除外できるようになるので全く答えがわからない問題でも正解できる確率が上がります。
この趣旨の部分はテキストで基礎から系統立てて勉強するからこそわかってくるのであって、
過去問のみを解いて基礎を学ばず、途切れ途切れに条文に触れても理解できません。
そのために効率がいいテキストの勉強法の裏ワザをご紹介しました。
やっぱりどんな試験でも知識を身につけるためのインプット・アウトプットが非常に大切です。
本当に合格したいのならテキストを軽く見ずに、きちんと使いましょう。
それではたかゆいでした。