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行政書士試験受験者の皆さん。模擬試験や予想問題は解いたことがありますか?
今回は模試・予想問題の活用法について解説します。
そもそも模試は必要なの?
行政書士試験は時間との勝負になる
行政書士試験は3時間で60問の問題を解いていく試験です。
単純に問題数で割れば1問3分で解いていけばいいのですが、この60問の中には多肢選択式や記述式の問題が含まれます。
多肢選択式は判例を元にした穴埋め問題も出題され、長文で難解な言い回しを理解しなくてはいけません。
記述式は行政法と民法から出題されますが、条文知識だったり事例からどのような手続きを取るべきか検討したりして文章に書き出します。
キーワードを盛り込みつつ自分で40文字ほどの文章を作って解答するんですね。
初学者の方にはイメージがつきにくいかもしれませんが、結構な時間をこの多肢選択式と記述式で消費してしまいます。
模試を使って自分の解答速度を把握しておく
多肢選択式・記述式に時間がかかるのであれば、択一をできるだけ早く片付けて時間を稼ぐしかありません。
でも、普段の学習で何も考えずに過去問を解いているだけでは解答スピードは速くならないんです。
それというのも、通常は過去問題集はインプットした知識の確認として利用するので、「問題を解く」→「解答を読む」という形で使います。
解答スピードを意識した使い方をしないんですね。
だからこそ、ある程度試験勉強を終わらせた時点で本試験と同様の形式の模擬試験や予想問題に挑戦し、まずはその時点での自分の知識量と解答スピードの把握をしておきましょう。
その時点で時間に余裕があるのならそれで構いませんし、時間が足りないのであればスピードを上げる練習をしなくてはいけないとわかります。
メモ
できれば本試験と同じような環境で受験できる予備校での模試をオススメしていますが、
3時間で60問と解くことが重要なので本試験と同じ形式の予想問題を利用しても大丈夫です。
ただ解いて解説を読むだけじゃダメ
せっかく模試や予想問題を解いたのであれば「ただ解くだけ」「ただ解説を読むだけ」ではもったいないです。
様々な予備校などから模試は出ていますが、模試に収録されている問題は本試験を意識したものですので基本的なものから応用的なものまで幅広い知識が問われます。
見方を変えると、新しいインプットの材料にもなり得るということです。
そんな良問を一度やるだけではもったいないですよね。
ここでは私が実際にやっていた模試の活用法についてお伝えしておきます。
まずは正解した問題・間違えた問題全て解説に目を通す
模試に求めている役割は「自分の知識量の確認」「解答スピードの把握」の2点であることはすでにお伝えしました。
解答スピードの把握については試験時間が終了した時点で既にわかっていますので、あとは知識の確認です。
過去問を解いた時にもしていただきたことなのですが、間違えた問題はもちろんのこと正解した問題についても解説に目を通すようにしてください。
正解した問題の中には勘で答えて正解をした問題もあると思います。
そういった問題は特に丁寧に解説を読み込んでいきましょう。
解説の中には根拠となる条文や判例が記載されていますので、間違えた問題に関しては絶対にテキスト・六法・判例集などに当たってください。
間違えた問題の解説はテキストへ集める
で、それぞれ解説を読めば自分が間違ったところ・理解できていない論点が出てきますよね。
それは本試験までに克服しなければいけない弱点なので、テキストに戻っての確認が必要になります。
他にも、
なんてものも出てくると思います。
そういった解説は、コピーするなり書き写すなりしてテキストにまとめておきましょう。
そうすることで普段使用しているテキストがよりあなた専用にカスタマイズされていきます。
また、何らかの書き込みなどがあれば、後日テキストの読み込みをする時に自分が間違えたところがわかります。
テキストに情報を集約しておくことでインプットをより効率的にしていきましょう。
ある程度時間が経ってから再挑戦する
これは当たり前かもしれないですけど、模試や予想問題は一度で終わらせず、2回3回と繰り返し解いてください。
何度もお伝えしていますが、なんでも1回で知識を定着させることは無理です。
解説を読んだ直後では答えを覚えている問題が多いですので、2週間など期間をあけて再挑戦しましょう。
1回目よりは解答スピードも、覚えている問題数も上がっていると思います。
こうやって繰り返すことで合格に必要な知識を定着させていってください。
この記事のまとめ
模試・予想問題を利用することで、
- その時点での自分の知識量の確認
- 解答スピードの把握
をすることができます。
思わぬ弱点の把握や解答スピードを上げる練習などに必須ですので、試験の直前期には必ず模試を利用するようになりましょう。