行政書士試験に合格するにはコツがあります。
いくつかこのブログで公開していますが、今回はざっくりとした全体のポイントを解説します。
これまで家庭教師として初学者にも指導をしてきましたが、半年間あれば独学でも行政書士試験に合格できます。
行政書士試験はいつから勉強するべきか
行政書士試験の試験範囲はかなり広いですが、きちんとスケジュールを考えれば働きながらでもきちんと合格できます。
もちろん、会社員として働きながらでも合格は難しくありません。
今回はおよそ試験の半年前。4~5月に学習スタートする場合を考えてみましょう。
仕事の日に3時間勉強する時間が取れる方は、半年間あれば焦る必要はありません。
ほどよく余裕のある勉強ペースとなりますので、この半年前の学習スタートがスタンダードな考え方だと思ってください。
ただしこれはあくまでスタンダードであり、実際には半年より長く勉強する人も短く勉強する人もいます。
実際に生徒さんの中には出張が多く、1年半かけて勉強をしている方もいますし、私自身は3ヶ月で合格しています。
しかし期間の長短はあっても勉強のやり方は変わりません。
短期間合格を目指す方の勉強法のポイントについてはまた別の記事で解説しますが、勉強のやり方はこの記事と全く一緒ですので参考にしてください。
まずはスケジュールを組む
勉強を始める日から試験まで何日間あるか確認し、自分がどのくらいのペースで学習を進めるのか決めます。
詳しいスケジュールの組み方は以下の記事で解説しているので、まだスケジュールを立ててない人は参考にしてください。
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試験に合格するためのスケジューリング
学習を始める前にきちんとスケジュールはたてましたか?行政書士試験に合格するにはスケジューリングが大切です。 ここでは合格するためのスケジュールの立て方について解説します。 例として4月1日から学習を開 ...
テキストの知識でわからない問題があればそれは捨ててもいい
テキストで重要論点を理解し、それぞれの法律の考え方を知る。
これはどんなテキストを使用していてもかわりません。
もちろん論点には試験でよく問われる重要論点と呼ばれるものもありますし、昔何回か問われただけの論点も存在します。
そういった知識も(重要度は低く表記されていますが)テキストには記載されていますので、メリハリをつけてテキストの知識を抑えておけば試験問題を解くのにほぼ支障がないでしょう。
また、他の問題に比べて難易度が高い問題も毎年何題か出題されています。
テキストに書いてあることは大体覚えているのに解けないという問題があったら、それは試験では捨ててよい問題です。
行政書士試験は合格点を越えればいい試験なので、多少捨て問があっても合格できます。
わからない問題は、本番では思い切って適当な答えを記入しておきましょう。
解けなくてもいいし、当たってたらラッキーくらいの気持ちで問題ないです。
テキストを読んでも解けない問題は気にしなくていい
さて、実はこれだけで記事が終わってしまうくらいあっさりした内容でした。
ですがこの話には落とし穴があります。
そう、「テキストの知識を抑えておけば」という部分です。
合格したいなら反復が必要
実際のところ、半年という長期間学習をしていると最初に学習した内容は大体忘れてしまいますので、テキストを1度読んで理解したくらいではまだまだ勉強が終わったとは言えないんですね。
私の生徒さんにはたとえどんなに時間がなくても2回はテキストを読んでもらいます。
1度目は私と一緒にしっかり。
2度目はご自身で思い出しながら、です。
これは独学で勉強する人も一緒で、最低でも2回はテキストを通して読むべきです。
勉強の仕方は人それぞれだとは思いますが、テキストを一回回すだけというのはただの時間の無駄なのでやめましょう。
やり方としてはテキストを読む⇒問題を解く⇒またテキストを読む⇒また問題を解くと反復練習でしょうね。
王道一直線のやり方ですが、効果があるからこそ王道なのです。
また、テキストを読むにしろ問題をとくにしろ、それぞれにテクニックがあります。
合格の裏ワザは以下の記事に書いてあるので読んでみてください。
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過去問で勉強すると合格が遠のくという話と合格の裏ワザ
こんにちは。たかゆいです。 生徒さんから質問があったのですが、多くの人がやってしまいそうなミスだったのでシェアさせていただこうと思います。 ずばり過去問だけで合格できるのか、ということで ...
学習の際は効率の良い方法を試しつつ頑張りましょう。
独学での勉強に不安を感じたら
最初にお話しした通り、きちんとスケジューリングをしていれば独学でも行政書士試験には合格できます。
ですが、独学ではどうしても非効率的な勉強方法になってしまうことは確かです。
- 長期間になる勉強期間のモチベーションが保ちにくい
- どこが重要な論点なのかがわからない
などなど原因は色々とありますが、何よりも
テキストや問題のわからないところを自分のみで解決しなければいけない
という点で、何らかの講座を使用している受験者よりも余計な時間がかかってしまうのです。
- そんな独学のデメリットを解消したい
- 気軽に質問や学習の相談がしたい
そんな悩みをお持ちの方は、たかゆいがサポートしますのでぜひお気軽にお問い合わせください。
直接の講義はもちろん、Skypeを利用したネット授業も行なっています。