学習を始める前にきちんとスケジュールはたてましたか?行政書士試験に合格するにはスケジューリングが大切です。
ここでは合格するためのスケジュールの立て方について解説します。
例として4月1日から学習を開始した場合のスケジュールを組んでいきますので、自分の状況にあわせて調整してくださいね。
試験までの日数は確認した?
まずは学習を始める日から行政書士試験前日までの日数を確認します。
例年通りであれば、試験は毎年11月の第二日曜日に開催されます。正確な日程は7月ごろにある試験の告示を待たなければいけませんが、ほぼ間違いなく第二日曜日に行われます。
新年度ですし、4月1日から学習を始めるとして試験予定日の11月12日の前日までの実際の日数を数えてみましょう。
= 32週間
= 7ヶ月と10日
224日学習する時間がある
計算できたら次はテキストを何回読むのか決めます。
行政書士試験に安定して合格するためには、最低でも2回テキストを通して読みましょう。
何セットテキストを読むか決める
初めてテキストを読むときは、内容を理解するのにかなりの時間がかかりますが、2回目3回目と回数をこなすにつれて読む時間はどんどん短縮できます。
1回目のときは、テキストを読むだけなら1ヶ月から2ヶ月もあれば働きながらでも十分です。
ですが、合格するためにはテキストを読みながら過去問も解く必要があります。
私はこの「テキスト+過去問」を読むことを1セットと数えています。
実際にテキスト+過去問を読む = 「テキストを1セット回す」のに3ヶ月かかると考えた方が良いでしょう。2回目になると、1セット1ヶ月半で読めます。3回目は1ヶ月もかかりません。
回数をこなすごとに、1セットにかかる時間は半分ほどになると考えてください。
今回の例では7ヶ月あまりも時間があるので、3セットは回せますね。
最低2セットテキストと過去問を読む
何セットできるか確認したら、それをスケジュールに落とし込みましょう。
この時、必ず何かにメモをしておいてください。私は家のカレンダーに書き込みましたが、自分で把握できるのであれば手書きのメモでも構いません。
まずはざっくりとこの日からこの日までに1セット終わらせる。この日から2セット目を始める・・・と計画を立てます。
最初の1セットに3ヶ月、2セットに1ヶ月半、3セット目では1ヶ月として考えます。
この時に各セットの間に予備日を数日取っておくと、学習がスケジュールよりも遅れた時の保険となります。
1セット目 4月1日から6月末まで
予備日 7月1日から7月7日の約1週間
2セット目 7月8日から8月20日まで
予備日 8月21日から8月末までの11日
ちょうど土日や月の終わりにかかったのでキリよく予備日を設定しました。
この予備日はテキストが終わらなかった場合の保険ももちろんですが、過去問で間違えた問題をやりなおす復習の期間に当てるのが効率が良いです。
予備日は必ず設定し、復習期間として利用する。
次に3セット目ですが、この頃になると合格できるだけの知識はあなたの頭の中にほぼインプットされています。
ここでは模擬試験に挑戦しましょう。
書店でも売っていますし、予備校で申し込みをすれば予備校の会場で模擬試験を受けられます。
必ず間違える問題が出てくるので、この模擬試験で間違えた論点をテキストで読み直します。
また、毎日眠る前にテキストに目を通し、自分が内容を理解しているか確認しておきましょう。
これが3セット目です。
2セット読み終わったら後は実践あるのみなので、過去問と模擬試験を利用して試験の直前まで弱点潰しをしましょう。
次は具体的にどう学習を進めるのかです。
1日にどのくらいテキストを進めるべきか
まずはテキストの総ページ数を確認してみましょう。
次に各セットの日数で総ページ数を割り、1日に消化するべきページ数を決めます。
単純ですが、このページ数が1日のノルマです。
このノルマをセット数を書いたスケジュールに書いておきましょう。
できるだけ毎日見るようにすれば自分が着々と合格に近づいているのがわかります。
私はノルマを達成した日には花丸をつけてモチベーションをあげていました。
ただし、このままではただ単に「ページ数のみ」でノルマを決めているので、論点の途中で話が終わってしまいます。
毎日勉強を始める前にノルマ分のページを確認し、キリがいいところで終われるようにその日のノルマを増減させてください。
2セット目、3セット目とどんどんノルマが増えていきますが、1セット目できちんと理解していれば内容はスラスラ理解できるようになっているので安心してください。
また、テキストは重要な論点や重要な科目(民法・行政法)にはその分ページを多く割いています。
テキストベースで学習を進めれば、自然とバランスの良い学習になるので安心してください。
テキストを読んだら過去問をすぐに解くと効率アップ
1日のノルマ分のテキストを読んだら、ちょっと頭を休ませてから過去問を解きましょう。
この時に注意したいのは、その日に学習した論点の過去問を解くことです。
関係ない過去問を解いても知識の確認にならず意味がないので気をつけてくださいね。
何問解くかは使っている過去問題集によって異なりますが、最低でも関連した問題を2問は解いてください。
もちろん時間に余裕があればですが、過去問題集に乗っているその論点の過去問を全て解いたほうがいいですね。
間違えた問題はもちろん、正解した問題もきちんと解説を読みます。
間違えた問題は次の日にテキストを見返しておきましょう。
いいですか、必ず次の日に見返してください。繰り返すことで記憶の定着がよくなりますので、おすすめです。
行政書士試験に合格するためのスケジュールまとめ
- 試験まで何日あるか確認
- テキストを何セット回すか決める
- 1日に何ページ進めるか決める
- 毎日過去問をとく
- 間違えた問題は次の日にテキストで確認する
いかがですか?こうやって書き出すと非常にシンプルですね。
スケジュールを建てずに学習を始めるとグダグダになって最後までテキストを読み終われないなんてことになりますので、スケジューリングをしてない人は今すぐやってくださいね。
それでは、たかゆいでした。
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